路上生活者 路上に追いやられる社会の仕組み

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ホームレスなんて大嫌い。
彼らは仕事もしないで昼間からお酒を飲んで遊んでいる人生の落伍者だわ。 人間は生きてるだけじゃダメ、知識や技術や財産を身につけてこそ生きている価値があるの。
向上心のない人とは関わり合いになりたくない、ましてやホームレスなんて! と、本気で思っていた。

ところが大規模自然災害を通じて、人の命に差があることに疑問を抱くようになる。 同じ場所で被害に遭っていても立場の弱い人たちから避難所の外側に追いやられていく。
高齢者、障がい者、外国人など災害時要援護者には行政サービスが行き届くように配慮されているが、 行政サービスを受ける機会を逃しているホームレスは救われない。
正義感よりむしろ無関心ではいられない、という気持ちで釜ヶ崎に足を運び、 地元の支援グループの仲間に入ることになる。

ところが、ボランティアをはじめてもホームレスの気ままさや弱さ、だらしなさを目にすると 「なぜ社会に適応する努力をしないのか」と怒りを覚え、ルールに従うことができないのなら排除されても仕方がない、 という思いがフツフツと沸いてくる。

なぜ仕事が続かないのか、どうして酒やギャンブルに溺れるのか、福祉事務所が嫌いなのか、 挙句の果てにはやっとの思いでこぎつけたアパート暮らしを棄ててなぜ再び路上に戻ってしまうのか。

ホームレス問題の入り口は理解しがたいことばかりだったが、 深くかかわっていくうちに自己責任論ではどうにもならない「路上に追いやられる仕組み」が ホームレスをつくることがわかってきた。

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